会計事務所・税理士事務所・税理士法人の違いって?

こんにちは!

5月の大型連休が終わりましたが、皆様はゆっくり過ごされたでしょうか?

私は育てている野菜の手入れや、苗植えを手伝いました(^^)

今週からまた仕事を頑張ろう!と意気込んで作業をしようと思われている方や、

または、「仕事しんどいな~」と気持ちが落ち込んでいる方もいらっしゃるでしょうか(^_^;)

今の時期は、「五月病」という言葉があるように、体の不調が出やすい時期でもあります。無理をせず、いつも以上に自分の体調を気にかけてあげてください。

「信頼できる税理士を探したい」と、ネットで調べているときに、このようなことを疑問に思われたことはありませんか?

「『会計事務所』『税理士法人』『税理士事務所』ってどう違うの?

「会計業務はほとんど一緒だと思うけど…。」

税理士の業務内容についてはこちらで詳しくご紹介しています(^^)

【関連記事】企業の頼りになる「会計のプロ」税理士の仕事内容とは

同じように思えて、事務所の名称が微妙に違います。

依頼をする会社に迷われている方へ!

今回は、似ているようで少し違う「会計事務所・税理士事務所・税理士法人の違い」ついてをご紹介します。

会計事務所とは

税務や会計に関する業務を仕事とする事務所です。税務・会計に関する専門知識があり、公認会計士・税理士資格を保有する方が、開業しています。

税理士が行える「税務代行」「税務書類の作成」「税務相談」の独占業務や、企業への会計代行業務や経営分析、コンサルティング業務などを行います。

税理士事務所とは

税理士事務所とは、税理士が個人事業主として税理士業務を個人で経営していることを指します。業務は会計事務所と変わらず、税務や会計、コンサルティングに関する業務を行う事務所です。

税理士法人とは

税理士法人とは、会計事務所(税理士事務所・公認会計士事務所)を2人以上の税理士が共同して法人化したものです。個人の会計事務所ではなく、会社のような組織にした事務所です。

会計事務所は「税理士事務所」「税理士法人」の総称

個別にさまざまな名称がありますが、「税理士事務所」「税理士法人」は同じ会計事務所だと言えます。ただし、会計事務所は、「公認会計士」が開いている場合もあります。そのような場合は「公認会計士事務所」を名乗ることが多いです。

税理士事務所・税理士法人 それぞれの特徴はある?

税理士事務所と税理士法人の特徴についてさらに詳しく!

税理士事務所の特徴

支店展開できない

税理士事務所を運営している税理士は、支店を開業できません。【税理士法第40条3項】に定められています。

例えば、大阪で税理士事務所を運営している税理士は、東京では支店を開業することはできません。支店を展開するためには、税理士法人の運営形式を取らなければなりません。

代表税理士が亡くなることによって、事務所が消滅する

税理士事務所は、個人で経営をしている業務形態なので、代表の税理士が亡くなると、税理士事務所自体も消滅します。

税理士は個人事業主

代表税理士は、「個人所得税」という枠組みで納税義務を果たす必要があります。

税理士法人の特徴

支店展開ができる

税理士事務所と違い、税理士法人であれば、支店に税理士が在籍していれば複数の支店を展開することができます。

税理士が亡くなっても、組織は存続する

個人経営の税理士事務所は、経営している税理士が亡くなると事務所は消滅します。ですが、税理士法人は法人組織ですので、税理士が亡くなっても法人は存続します。

会社に法人税がかかる

個人経営ではなく、会社の組織で働く形態になるので、かかる税金は法人税になります。

税理士事務所と税理士法人の違いは?

「税理士事務所」「税理士法人」はどう違うのか?

答えは、「誰が運営しているか」の違いです。

税務や会計に関する業務・企業への会計代行業務や経営分析、コンサルティング業務を仕事としていることは、両方とも同じです。

一般の事業と同じように、「個人で働くか」「法人で働くか」の違いだけなのです。

税理士事務所や税理士法人の違いが理解できたら、次は信頼できる税理士選びが必要です(^^)

【関連記事】 失敗しない!良い税理士を選ぶポイント

税理士法人は安心感がある?

個人で経営する税理士事務所は、経営する税理士に事故や急病などの何らかのアクシデントがあれば、スタッフが何名か働いていたとしても、事務所自体がなくなってしまうというケースもあります。税理士事務所を法人にするためには、2名以上の税理士が在籍していることが条件になります。税理士法人は税理士にアクシデントが起こっても、組織はなくなる可能性は低いので、その点では安心感があるようです。

税理士事務所では、代表のもつ雰囲気や業務内容が色濃く反映される場合も!

業務形態が違うだけではなく、税理士事務所を運営する税理士によって、

  • 代表の人柄・雰囲気
  • 得意とする分野
  • 業務の取り組み方

などが、事務所での仕事に反映されているところも多いです。

できれば契約の前に事務所に伺い、業務内容の確認の他、事務所の雰囲気や代表の他に働くスタッフの方がどのように仕事をしているかなども確認が必要です。

まとめ

「会計事務所」「税理士事務所」「税理士法人」それぞれの特徴を理解し、税理士選びを慎重に検討しましょう!

「会計事務所」「税理士事務所」「税理士法人」の違いをご紹介しました!それぞれの業務形態に特徴があります。長く付き合える税理士をお探しの場合は、まず自身の状況に合う事務所を見つけるところから始めて、早めに相談することを検討してみてはいかがでしょうか。